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湘南在住イメージアナリスト藤崎晶子のスロー&ビューティフルな日々


by slow-beauty

アソシエ

現在発売中の日経アソシエの特集「見た目で評価を上げるビジネスファッション指南」から。

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20代の若き経営者ヤッパ社長の伊藤正裕氏のコメント。

厳しい交渉にあたる時ほど、ファッションが心強い武器になる。
自信のない服装で人に会うと、それが気になり自分のパフォーマンスが下がってしまうから。
洋服は自分と一体化し、自信のもてる服装をしていれば堂々とした振る舞いができる。

20代という若さで世界を飛び回りビジネスを展開する伊藤氏にとって、ファッションは欠くことのできないビジネスツールといった感じ。
TPOによって演出を変え、若さが未熟さと受け止められる日本ではダークスーツに白い無地シャツ、欧米では、IT企業では若さは武器。明るい色や柄の入ったアイテムを投入するという。

そんな伊藤氏が、ファッションに目覚めたのはミラノ出張の時。
上下異なるスーツをパッキングしてしまい、現地のミーティング数時間前にプラダ本店に駆け込んだ。
店員にそろえてもらったスーツは体にぴったりフィット。
シャツとタイと靴もコーディネートした。
そして取引先とのミーティングに駆けつけたところ、出席者全員が、サイズも形も完璧な服装をしており「ファッションとはこういうものなんだ」と痛感したそう。

次に紹介されているリンクアンドモチベーションの小笹氏は、
「最初は一点豪華主義でもいい」ので身の丈以上のものを買い、どんどん使ううちに、モノの価値につりあう中身がついてくるという。
忙しい小笹氏は、年に3~4回ゼニアとダンヒルの販売員に商品選びを任せ、スーツと小物をまとめ買いする。店頭での所要時間は10分、商品は自宅へ宅配するというが、多忙なビジネスマンにとって時間こそ価値があるの。賢い方法かもしれません。

そして、この特集最後のクォンタムリーブ代表取締役 出井氏は全身完璧なブルーベースの装いと、姿勢、表情など、立ち姿全体から風格がにじみ出ていて非の打ち所なし。

出井氏曰く、「ファッションとは、その場における自分の立場や役割、スタンスなどを周囲の人が一目でわかるよう伝達するツールです。」

年代の違う3人の社長の姿は、男性のビジネスとファッションの歴史を物語りとても興味深い。

そして、やはり男性にとってのファッションは、スーツの由来がそうであるように、鎧であり武器であるのだと思う。
by slow-beauty | 2007-09-23 06:18 | ファッション